アメリカ(ヒューストン)で犬を飼う~ペット詐欺にご注意を~

日常編(海外生活&旅行など)

ヤドカリ夫婦は、2020年の子供達へのクリスマスプレゼントとして

子供たちが熱望していた、ワンコをお出迎え使用と決意。

州にもよりますが、ヒューストンでは、

ペットショップに犬が売られていることがほとんどないため、

ネット上でブリーダーを探して購入する方法が主流となっています。

お友達夫婦もワンコを約1年前にお出迎えしていたので、

色々アドバイスを受けながら、購入準備を進めていきました。

コロナの影響で、ペット詐欺が増えているから気をつけてね。

こんなアドバイスも受けており、夫婦で警戒しつつ慎重に連絡を重ね、

ついに受け渡しの日!!!!!

そう、、、まさかの、ペット詐欺に合いました。

皆様が、同じような被害に合われませんように、

そして、ペット購入を考えている方の参考になればと思います。

        目次

1.アメリカ(ヒューストン)で犬を飼う方法

2.ペット詐欺にご注意を~体験談~

1.アメリカ(ヒューストン)で犬を飼う方法

日本では、ペットショップに行けば

犬や猫、小鳥やウサギなど、様々なペットがケースに売られていますよね。

しかし、アメリカ(ヒューストン)では、

ペットショップに行って、ケースに入っているのは、

小鳥、ハムスター、ウサギ、蛇や熱帯魚などがほとんどで、

犬や猫を売っているお店は凄く少ないんです。(州によっては異なります。)

そのため、ネット上でブリーダーを探し、購入を決めるケースが多いです。

以下は、私が利用したサイト2つです。

1つ目のサイトはこちら!!

サイトに入り、communityのカテゴリーからペットを選択し、

自分の探している犬種を選択し探しました。

こちらのサイトはペットだけではなく、

お家や修理、習い事などなど、生活の中で必要な物が探せる

便利なコミュニテイーサイトになっています。

私のお友達は、こちらのサイトで、

ブリーダーに出会い、きちんとした手順で犬の購入をしました。

が、ブリーダーさんばかりがこちらのサイトを使用できるわけではないので、

個人で売買したい方たちも多く利用しています。

その為、詐欺被害も多く聞かれるサイトになっています。

そして、、、私はこちらのサイトで、ペット詐欺に合いました。

2つ目のサイトはこちら!!

サイトに入り、Find a Puppy→探している犬種を入力→Location Searchで州を検索

我が家が迎えた犬は、こちらのサイトで購入しました。

各自のWebサイトを記載してくれている方も多く、

比較的安心して使えるなという印象があります。

他にも、州名+ブリーダーで調べると、多数のサイトを見つけることができます。

どのサイトでも、詐欺のリスクがないわけではありません。

2.ペット詐欺にご注意を~体験談~

☆ペットの購入を、オーナーとやり取りする時の注意点

✔安すぎる・条件が良すぎる売値には注意

✔住んでいる地から遠方に住んでいる方との売買は避ける

✔追跡できないネットでのお金のやり取りは避ける

✔初めての購入であることを伝えない

(売買時に、入金確認が必要な書類などは一切ありません。)

まず、私たちは上記でお伝えした、1つ目のサイトで

購入したい犬を見つけ、オーナーと連絡を取りました。

直接犬を見ることはできないため、写真を見ての購入になります。

オーナーによっては、投稿記載内容に、

両親の犬種や大きさ、ワクチンの接種状況、値段なども記載してくれています。

私たちが、連絡をとったオーナーは詳細の記載がなかったので、

連絡を取りながら一つ一つ確認していきました。

今から思えば、、、疑わしい!!と思う内容がいくつかあるので、お伝えします。

我が家は、トイプードルとマルチ―ズのMIX犬マルチプードルを購入。

1.安すぎた

知識としては、子犬を購入するのに安くても1,000ドル以上かかると思っていました。

が、提示された額は500ドル。

『えっ!?安っ!!詐欺じゃないよねー!!!!?』と半信半疑でやり取りを続け、

「親がブリーダーをしていて、もらったけど、引っ越しをして買い続けることが困難になった。」

との返信に、あっ!だから安いのか、と納得してしまいました。

*詐欺の手口として、高額すぎず手がでるくらいの値段を設定しているケースが多いようです。

2.ヒューストンのサイトで犬探しをしていたのに、オーナーはフロリダ在住

普段なら、フロリダなら無理だな、、、と諦めるところですが、

ホリデーシーズンという事もあり、旅行がてら引き取りに行ける!!と思ってしまいました。

詐欺師としては、遠方の人とのやり取りのほうが

追跡できないメリットがあるんだと思います。

もちろん、待ち合わせ場所のニューオリンズまで6時間近くかけて向かいました。

待ち合わせ前のやり取りで、連絡がとれなくなった瞬間に、詐欺だと確信。

言葉にならない絶望と、子犬を楽しみにしていた子供たちの涙は一生忘れないと思います。

3.zelleでのお金のやり取りをした

世の中が便利になると同時に、

お互いを知らなくても、お金のやり取りができる時代になっています。

オーナーが入金指示をしてきたのは、zelleでした。

この方法だと、メールアドレスだけの情報で入金を完了することができます。

そのため、個人を特定することが難しくなります

普段から、zelleでのお金のやり取りが増えていた私たちは、

詐欺じゃないよね!?と疑っていたにも関わらず、

入金方法に対する不安がなくなっていました。

今回購入できた犬のやり取りは、現金のみでしました。

少し手間がかかっても、知らない人とのやり取りをする場合は

銀行振込み・チェック・現金での取引が安全だと思います。

4.購入が初めてであることを伝えた

オーナーから、「犬の購入は初めてか!?」

と最初に聞かれていたみたいです。

受け渡しに必要な手順を知っているか知らないかを、

確かめたかったのだと思います。

まず初めに、デポジット(前払い金)として、

購入金額の半分の250ドルを請求されました。

アメリカではデポジットは当たり前のことなので、

不信感はありませんでした。

残金のお支払いは、当日にと言う話になっていました。

当日、集合時間の3時間前になり

(私たちはすでにニューオリンズに到着していました。)

「犬の売買に必要な書類に、証人のサインが必要だが、

残額を支払ってもらったことを確認でいないと、サインがもらえない。」

とのメッセージが入りました。

私たちは、受け取った当日に

ニューオリンズからヒューストンに帰る予定だったこともあり、

焦りがありました。

また、犬を楽しみにしている子供たちが後部座席に座っている中で、

犬をもらって帰らないという決断ができませんでした。

待ち合わせ場所を遠方にするのは、

冷静な判断をできなくさせる目的もあるんだと思います。

受け渡しに必要な書類の有無も知らないし、疑いつつも

『ここまで来させているのに、詐欺なんてことはないよねー?』と

残金を入金してしまいました。

そして、その直後から連絡が取れなくなってしまいました

・証人のサインをもらうための、入金証明は存在しません。

・書類は、生まれた日やワクチン接種状況などか記載された紙のみであり

 書類作成に時間もお金も要しません。

3.まとめ

振り返ってみると、

もっと注意すべきだった、と感じる点は沢山あります。

が、それ以上に、詐欺師は、相手を信じさせる会話術が巧みです。

「子犬の入れ物やおもちゃは一式一緒に渡します。」

「もう、子犬のトイレトレーニングはできているよ。」

「餌も残りがあるから、1ヶ月くらいは大丈夫だよ。」

「待ち合わせ時間を12時から15時に変更してもらえませんか?」

などなど、詐欺師ならこんなことまで言わないよね!?

というやり取りを普通にしてきます。

500ドルを支払い、「騙される」ということを勉強させて頂きました。

絶望的な気持ちで新年を迎えるのか、、、と思いましたが、

無事、子犬も買い始めることができ、子供達の笑顔も見れたので、

悪いことは2020年中に捨てきれた!!と思っています。

今の世の中、ペットの売買に関わらず、

沢山の詐欺被害が出ていると思います。

一人でも多くの方が、詐欺被害に合うことがありませんように🍀

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